家づくりコラム

2019/04/23 耐震等級

こんにちは。設計・工務の江幡です。
今回は耐震等級についてお話したいと思います。

耐震等級について

家選びの際に絶対に知っておきたいことは「地震に強い家かどうか」です。

地震大国である日本では、活断層の数は判明しているだけでも2000ヶ所以上も存在しており、マグニチュード3以上の地震が毎月約400回以上発生しています。また、ここ数十年で数度にわたり大規模な地震が日本を襲い、常に私たちは大地震の不安に悩まされております。

耐震等級とは、建物が「地震の揺れにどこまで耐えられるか」を示す基準のことです。1、2、3までそれぞれランクが決められており、耐震等級3が最高等級となっております。
それぞれ強度によってランクは違いますが、実際にはどれほど強度に違いがあるのでしょうか?
耐震等級1、2、3でそれぞれどのように違うのかなどを紹介します。

耐震等級1
耐震等級1は、建築基準法の耐震性能を満たす水準の建築物に記されます。
最低限の耐震基準として「数百年単位の地震(震度6~7程度の地震)に対して、倒壊・崩壊しない」「数十年単位の地震(震度5程度の地震)なら損傷しない」ことを基準としています。
実は耐震等級1でも、理論上では震度6や7を耐えられるような造りとなっています。大規模な地震の多い日本では、震度6~7に対応できる家でなければ十分な強度とは言えないからです。
ただ、耐震等級1では、2階建ての住宅の場合、法律で定められた簡易な検討方法で検討すれば良いことになっています。また、経年劣化により耐久力が低下している場合や、実際に生じる地震の性質によっても変わってくるので、安心は出来ません。

耐震等級2
耐震等級2は、耐震等級1よりも強く、1.25倍の地震でも崩壊しない強度を持つ建築物に記されます。
構造の仕組み、壁の強度、床組等の強さ、接合部の強さなどから、風荷重や地震荷重といった外力に対し、建物が安全であることの計算を行い、それを基に耐震性を数値化しています。
簡単に言えば、耐震等級1より2の方が揺れに強いということです。主に、避難施設となる、学校や病院などが耐震等級2で建築されています。

耐震等級3
耐震等級3は、耐震等級1よりも強く、1.5倍の地震でも崩壊しない強度を持つ建築物に記されます。
耐震等級の中で最高等級となっており、耐震等級2と同じ方法で測定し、その結果、耐震等級1よりも1.5倍の地震に強いと判断されています。主に災害時に拠点として使用される、消防署や警察省などが耐震等級3で建築されています。

いかがでしたでしょうか。R+house水戸・ひたちなか店では、耐震等級3相当を標準としております。
安心と安全のために、家を建てる際は耐震等級について聞いてみることをおススメしたいです。それではまた。

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