今後、2020年と2030年に住宅に求められる基準が変わります。
これは日本の断熱区分を示す地図です。茨城県は5地域(オレンジ色の地域)になり、UA値が0.87必要になります。
UA値は断熱性能を表す値で小さいほど断熱性能が高くなります。北海道など寒い地域は1地域(青色の地域)で、0.46を求められています。
2020年には茨城県で家を建てようと思ったらこの0.87を満たさなければいけません。さらに2030年以降は最低基準が引き上がり、UA値が0.6必要になってきます。
住宅を検討する際、実際の数値を気にして欲しいです。今この時点で0.87以上の2020年基準を満たしていない家を建ててしまうと「冬寒くて夏暑い家」になり、光熱費が上がってしまいます。
光熱費を気にして、冬は家の中で厚着をし夏は冷房を我慢するという生活は不自由です。一生に一度の家づくり、その基準を満たさない家でご家族は満足でしょうか?
国は2020年の基準を0.87と定めましたが、私たちはそれでは不十分だと考えています。そもそも、2030年には0.6になるという事は、本来0.6以下が必要なはずです。そのためパネットホームで建てる家は全棟0.6以下に定めます。
UA値は家の大きさや形、屋根の形状、断熱材、窓の種類や大きさなど様々な要素で違いが出てきます。例えば、モデルプランのUA値がよくても実際に建てる家のUA値が満足いくものかどうかはわかりません。
パネットホームでは全棟温熱計算をしてUA値を算出しています。
家の中で一番熱が逃げていく場所。それが窓です。夏場は約70%の熱が入ってきて、冬場は約50%の熱が窓から逃げていると言われています。
窓が小さく少なければ室内は快適にすることができます。しかしそのような家は開放的な家でしょうか?もちろんお施主様の趣味嗜好に合わせ、窓が少ない・小さい家をご提案することもできます。私たちは自然と共生していけるパッシブデザインを重視しているため、しっかり窓を設け、さらにUA値0.6を満たします。
一般的に日本で使われている断熱材はグラスウール、ロックウールで、全体の70%を占めています。
リーズナブルで断熱性能も高いのですが、施工が難しいので施工品質が安定しないのです。
上記のような隙間があったり、たわみがある時点で性能が担保されません。
それどころか、断熱性能が不安定になって壁の中に結露が発生することもあります。結露によって断熱性能が低下するのはもちろん、柱などの木材の劣化、ダニ・カビの繁殖、シロアリの発生にも繋がってしまいます。
パネットホームで建てる家は施工しやすく性能が高い全棟吹き付けウレタンフォームを採用しています。
日本の住宅ではまだまだ左図のようなパーシャル(部分)断熱が一般的です。方や欧米の環境先進国は右図のホールハウス(全体)断熱が一般的です。
部分断熱の場合、屋根裏に熱気や湿気がこもりやすいので、夏はとても暑くなり、冬も温度差による結露やカビ・ダニが発生しやすくなります。
パネットホームでは家全体を覆い、室内どこでも快適にすることができるホールハウス断熱を行います。
高断熱高気密という言葉を耳にされたことはありませんか?断熱と気密は切っても切れない関係です。
魔法瓶は「温かいものをを温かく」「冷たいものを冷たく」保ちます。
しかし、魔法瓶の蓋が開いていたら温度を保つことはできませんよね?これは家も同じです。
断熱をしっかりしたら、できる限り隙間を無くさなければいけません。これが気密です。
気密はC値という数値で表されます。
断熱性能は計算で出せるのですが、気密は実際の現場を測定することでしか証明できません。
パネットホームでは全棟気密測定を行なっております。
断熱性能を担保するためにC値は1.0以下と定めています。
一般的にはC値2未満で高気密住宅と呼ばれるので十分な気密性を持った家をご提供しています。
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